2023年5月14日日曜日

ロバート・アレンの実践!億万長者入門を読んで

 先日の投稿の続きになるが、「ロバート・アレンの実践!億万長者入門」の中で、資産を作るためには3つのマウンテン(=源泉)があると説明している。その3つとは、「不動産マウンテン」「投資マウンテン」「マーケティングマウンテン」。不動産、株式・債券、または消費者に購入してもらうためのサービス(マーケティング)を持つことで資産を増やしていくということだ。

 「投資マウンテン」について、ロバート・アレンは前提として「市場に勝つことはできません。そうした夢は始める前に諦めることです」とし、3つの鉄則を挙げている。鉄則1=「長期に渡って投資するほどリスクは小さくなる。株式市場に参入してそこに最低でも25年間とどまること」。鉄則2=「打ち負かすことができないなら仲間になれ」すなわちインデックスファンドで市場全体を買ってしまえ。鉄則3=「買うのが早ければ早いほど金持ちになる」。

この鉄則をもとに、読者に対して以下の4項目を推奨している。

・あなたの投資プログラムを直ちに開始すること

・株式投資に投資する時はインデックスファンドが最も安全で簡単な方法である

・ドルコスト平均法は、便利で賢い方法である

・長期投資は短期投資に比べてはるかにリスクが低い

これらは、勝間和代さんや山崎元さんが、働きながら投資をする人に推奨する方法である。

ネットで取引ができる証券会社では、インデックスファンドの購入手数料がノーロードと呼ばれる無料となっているファンドが多く、さらに信託報酬も0.25%以下と非常に低い設定のものがある。つまり購入費がゼロで長期間保有していてもコストが非常に低いインデックスがあるのだ。具体的には山崎元さんが推奨している三UFJ国際投信の「eMaxis Slim 全世界株式」は信託報酬が0,1144%、SBIアセットマネジメントの「SBI全世界株式インデックス」は信託報酬が0.1102%だ。対面式の株式手数料とは比較にならないほど低く、ネット取引の商品の中でも非常に低い。上記鉄則を実践に移すには絶好のファンドと言える。

私もネット証券の口座を2つ開いた。楽天証券とSBI証券だ。楽天証券は楽天経済圏と紐付いていて、スマホのアプリも分かりやすいです。SBI証券はネット証券の老舗ということですが、楽天証券のサイトに比べると、やや玄人っぽいです。両方を比べながら使っています。「お金に働かせる」と言いますが、こうしたノーロードで保有コストが低い投資信託を使い、「複利の力」がどれほどのものか、50代後半に入った今から「相当期間、株式市場に参入」してみます。



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