2023年5月16日火曜日

ネット銀行の潜在力と投資対象としての考え方

 サラリーマンをやりながら投資をしてそれなりの財産を作った遠藤洋さんという方が書いた「お金知識ゼロ 普通の会社員でも株で1億円を作る方法をイチから教えて下さい」という本を読んだ。タイトルがあまりに単刀直入なので、やや引いてしまうものの、言っていることは面白かった。遠藤さんが言いたいことは「小さくて伸びしろがありそうなところに一点集中して投資する」ということだ。そのための条件として、①上場から5年以内の会社、②時価総額300億円以下、③皆が欲しいと思う商品を提供している、③株価チャートが上昇トレンド、④創業社長が現役、⑤社長や経営幹部が大株主などを挙げている。そして、銘柄を決めたら一点買いするという方法を提唱している。

 私が読んでやはり大切だと思ったのは、③の「皆が欲しいと思う商品を提供しているか否か」だ。遠藤さんはそのために必要なのは「俯瞰力」=「世の中の流れを掴む力」としていて、ヒントとすると「身の回りで流行ったものを探してみよう」としている。

 その「身の回りで流行ったもの」に近いものだが・・・。最近、首都圏の企業に勤める娘の彼氏と話していて少しびっくりしたことがある。使っている金融機関は何か?と尋ねるとメガバンクではないのだ。「楽天銀行とセブン銀行です。」というのだ。理由は簡単で、楽天銀行は普通預金でも一定の条件があれば0.1%の利息がつく、セブン銀行は土日でも7時〜19時は引き出しにお金がかからない。しかも大手銀行はATMを減らす傾向にあるのに、セブンイレブンには店舗の数だけATMがある。早速、楽天銀行とセブンイレブンの口座を開設してみると、ネットで全て済むので超簡単。さらにセブン銀行でびっくりしたのだが、カードがなくてもスマホがあれば入金、出金ができてしまうのだ。地方銀行をメインに使っていた私からすると、びっくりしてしまうことばかりだ。

 で、結論なのだが、「皆が欲しいと思う商品を提供している」という目線で考えると上記2つのネット銀行は「買い」なのかと思った。ただし楽天銀行はIPOをしたばかりで、グループ企業全体がスマホ事業の関係でマイナス要素が大きい。セブン銀行は2008年に上場しており、当初は株価も鰻登りだったが次第に下火になっていたが、最近は地味ながらやや上昇気配なチャートだ。ということで、私はセブン銀行に投資してみようと思う。

 遠藤さんは著書の冒頭の方で書いている。「投資のメリットは自分の時間を使わなくて済むことにあります。私たちが預けたお金の有効な使い方を会社の経営者が考えてくれて従業員の方々が私たちの代わりに働いて、業績を伸ばしてくれるわけです」と。

投資信託以外では株式のデビュー。楽しみだし、もっともっと勉強してみたい。

#サラリーマンの投資 #投資信託 #投資 #セブン銀行

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